(第6回) H2の管理ツールH2 Console、Log4jdbc-log4j2用のドライバDriverSpy使用時【H2, Spring Boot2】

H2入門の第6回です。Log4jdbc-log4j2用のドライバDriverSpyを使用した際の、データベースH2のブラウザ管理ツールH2 Consoleの接続確認をしています。Spring Bootの初心者・入門者の方は、参考にしてみてください。

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環境と今回の目的

最終更新日:2022/11/27

前回は、Spring Bootでlog4jdbc-log4j2を使ってSQLロギング(ログ出力)の設定をしました。
(第5回) log4jdbc-log4j2でSQLログの出力設定【H2, Spring Boot2】

また第3回では、H2のブラウザ管理ツールの"H2 Console"の使い方について説明しました。
(第3回) H2のブラウザ管理ツール"H2 Console"の使い方【H2, Spring Boot2】

今回は、log4jdbc-log4j2を使用した際にドライバクラスとJDBC接続URLを変更したので、再度H2のブラウザ管理ツールの接続確認をしてみます。

・開発環境やバージョンは以下の通りです。
OS:macOS Big Sur(バージョン11.7.1)
開発環境:Eclipse(Pleiades All in One、4.16(2020-06)、Java Full Edition版)
Spring Boot:バージョン2.7.6
Java:11
データベース:H2

H2のブラウザ管理ツールの接続確認 - H2 Console

log4jdbc-log4j2を使用した際に、application.propertiesでドライバクラスとJDBC接続URLは以下のように設定しました。
(*接続ユーザとパスワードは設定していません。)

spring.datasource.driver-class-name=net.sf.log4jdbc.sql.jdbcapi.DriverSpy
spring.datasource.url=jdbc:log4jdbc:h2:mem:hogedb

キー
ドライバクラス spring.datasource.driver-class-name net.sf.log4jdbc.sql.jdbcapi.DriverSpy
JDBCの接続URL spring.datasource.url jdbc:log4jdbc:h2:mem:hogedb

この設定でSrping Bootアプリを起動して、H2のブラウザ管理ツールのページにアクセスします。
URLは「http://localhost:8080/h2-console 」です。
H2 Consoleログイン、driverspy

ログイン画面でログインするための各入力欄です。

ドライバクラス net.sf.log4jdbc.sql.jdbcapi.DriverSpy
JDBC URL jdbc:log4jdbc:h2:mem:hogedb
ユーザ名
パスワード

application.propertiesファイルで設定した通りですね。
ドライバクラスで"org.h2.Driver"を使用した時は、application.propertiesでユーザ名を指定しなくても、H2 Consoleのログインユーザ名は"sa"と入力しないと不正となり接続できませんでしたが、今回はユーザ名もパスワードも空欄でログインできました。

最後に、次回

以上簡単でしたが、SQLロギングのためにlog4jdbc-log4j2を使用した際の、H2のブラウザ管理ツール"H2 Console"の接続確認をしてみました。

次回ですが、今まではDBのテーブル作成はSpring Data JPAによってエンティティクラスから自動生成していましたが、今度はschema.sqlを用意して手動でDBのテーブル作成をやってみたいと思います。

(第7回) schema.sqlを使用してDBのテーブル作成【H2, Spring Boot2】
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