日本語化したPyCharmを元の英語版に戻す方法、PyCharmの日本語版・英語版の切り替えの設定方法について説明しています。日本語化の設定方法は、Pleiadesプラグインと日本語言語パックプラグインの2つの方法があるので、その両方を説明しています。
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以前にPython開発環境のPyCharmをインストールして、PyCharmを日本語化する記事を書きました。
PyCharmをインスールして、プロジェクトの作成、実行までやってみる【macOS版】
今回は、日本語化したPyCharmを元の英語版に戻す方法を説明します。ウェブでPyCharmについて説明している記事が英語版前提だったりする場合があるので、そういう時に日本語版を使用しているとちょっと迷ったりしますからね。
■動作環境とバージョン情報です。
OS:macOS Big Sur(バージョン11.2.3)
PyCharm:Community版、バージョン2021.1.1
PyCharmを日本語化する方法は2つあり、1つはPleiadesプラグイン、もう1つはJetBrainsの日本語言語パックプラグインです。ただ、Pleiadesプラグインによる日本語化はPleiades配布元としても非推奨としているので、日本語言語パックプラグインを使った方が良いと思われます。
まず、PleiadesプラグインでPyCharmを日本語化した場合についてです(JetBrainsの日本語言語パックプラグインの場合はこちらです)。
Pleiadesプラグインで日本語化したPyCharmを元の英語版に戻すには、Pleiadesプラグインを無効にすればできます。
Pleiadesプラグインを無効にするには、PyCharm起動時の"PyCharmへようこそ"画面で、左下にある設定ボタンを押し、"カスタムVMオプションの編集"を選択します。
するとPyCharmのVMオプションの設定ファイルが開きます(このファイルにPleiadesプラグインの設定がしてあります)。
ファイルを開いたら、Pleiadesプラグインの設定をしている下の一行をコメントアウトして無効にします。
(*各設定をコメントアウトしたい時は、行の頭に;(セミコロン)か#(ハッシュ)を付ければできます。)
・編集前
-javaagent:/Users/hogeuser/Library/Application Support/JetBrains/PyCharmCE2021.1/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
・編集後#-javaagent:/Users/hogeuser/Library/Application Support/JetBrains/PyCharmCE2021.1/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
コメントアウトしたら、編集画面の右下にある保存ボタンを押して、PyCharmを一度終了し起動し直します。
これで英語版のPyCharmに戻るはずです!
もしもまた日本語版にしたい時は、先程編集でコメントアウトした一行を、またコメントアウトを外して有効にすればいいだけです。
ちなみに編集したVMオプションのファイルは下のパスにありますので、そのファイルを直接編集してもできます。
(*"PyCharmCE2021.1"の部分は、皆さんがインストールしたPyCharmのバージョンに置き換えてください。)
~/Library/Application\ Support/JetBrains/PyCharmCE2021.1/pycharm.vmoptions
もしも"カスタムVMオプションの編集"からPleiadesプラグインを有効にした後にPyCharmが起動しなくなったら、pycharm.vmoptionsファイルを直接編集してPleiadesプラグインを無効にすればPyCharmを起動できるようになると思います。
Pleiadesプラグインだけでなく、JetBrainsの「Japanese Language Pack/日本語言語パック」プラグインを使用すれば、PyCharmを日本語化できます(上でも書きましたが、Pleiadesプラグインでの日本語化はPleiades配布元としても非推奨としているので、日本語言語パックプラグインで日本語化した方が良いと思います)。
日本語言語パックプラグインのインストールやプラグインの有効/無効化は、PyCharmのプラグイン一覧の設定画面からできます。設定の詳細については別ページで説明していますので、そちらを参考にしてください。
日本語言語パックプラグインでPyCharmを日本語化(日本語版/英語版の切り替え)