PyCharmでデバッグ中に変数やオブジェクトの値を変更する方法について説明しています。まだ、PyCharmのデバッグ機能をあまり試していない方は、是非参考にしてみてください。
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PyCharmではデバック中にコード内の変数やオブジェクトの値を変更する事(式の評価)が可能で、これはデバッグの便利な機能の1つです。本記事では、その方法について説明しています。
■動作環境とバージョン情報です。
OS:macOS Big Sur(バージョン11.7)
PyCharm:Community版、バージョン2022.2.2
まずデバッグ用にPythonファイルを作成し、簡単なPythonコードを書きます。
list1 = [1, 2, 3]
print(list1)
list1(リスト型)を作成してprintで表示するだけのスクリプトです。"print(list1)"の行にブレイクポイントを付けてデバッグ起動します。
そして、デバッグビューの上部メニューバーにある"式の評価"を表す計算機アイコン(図の赤枠で囲んだ部分)を選択します。
すると、評価ウインドウが起動しますので、"式:"のテキストボックスに実行したいコードを書いて、右下にある評価ボタンを選択します(ここでは、"list1[0]=10"を入力して、list1の1つ目の要素の値を10に変更してみます)。
これでデバッグビューでlist1の値を確認すると、値が"[10, 2, 3]"に変更された事が確認できるはずです。
また、デバッグ中にPyCharmのコンソールタブのコンソール上で式を評価する事で(コードを実行できる)、変数の値を変更する事ができます。
以上簡単でしたが、PyCharmのデバッグ中の式の評価について説明しました。
Pythonのコードをデバッグする上で非常に便利な機能だと思うので、是非使いこなしてみてください。
DjangoはPythonで人気のあるウェブフレームワークです。PyCharmでは、Djangoを使ったWebアプリ(Webサイト)をプログラミングする時もデバッグしながら開発する事ができます。
Djangoのデバッグについては別ページで説明しているので、そちらを参考にしてください。
PyCharmでDjangoを起動してデバッグする方法