Javaデザインパターンの入門ガイド

デザインパターンを理解する意味やメリット、どうやってJavaでデザインパターンを学習したら良いかなどを書いています。一度しっかりとデザインパターンについて勉強したいと考えている方は、参考にしてみてください。

Javaのデザインパターンをしっかりと理解する

最終更新日:2021/5/8

Javaプログラミングの基礎知識を身につけて、オブジェクト指向もある程度理解した人が、Javaへの理解をさらに深めて、プログラマとしてステップアップするには、デザインパターンを勉強するのが良いと思います。

ここでは、デザインパターンについて一度しっかりと学習しておきたいと考えている人に向けて書いていきます。

デザインパターンとは何か?

オブジェクト指向をベースにしたプログラミングの設計パターンに、デザインパターンがあります。デザインパターンは、よく使われるプログラミングのパターンをまとめた物です。

過去の偉大なプログラマ達が、自分達のソフトウェア開発経験を元にして一般化してまとめ上げた物で、有名なデザインパターンに、GoFのデザインパターン(23個)があります。

例えば、GoFのデザインパターンの1つに、"Template Methodパターン"という物があります。
"Template Methodパターン"を簡単に説明すると、おおまかなロジックの流れを抽象クラスで作っておいて、あとは具体的に何をやるかは実装クラス(サブクラス)に任せるというプログラミングの設計パターンです。

デザインパターンを学習する意味

デザインパターンを学習する意味やメリットについてです。ざっくり言うと、デザインパターンを理解する事でオブジェクト指向についての理解がさらに深まりますので、Javaプログラマ・ソフトウェアエンジニアとしてスキルアップするはずです。

デザインパターンは、よく使われるプログラミングのパターンをまとめた物と説明しました。
Javaでサービスやアプリを作っていて、何かの機能をプログラミングで実現しなければいけない時に、デザインパターンの事を知っていれば、あのパターンが使えるかもという考えになります。

デザインパターンの事を知っていなくても自分で考えてコードを書けるかもしれませんが、そのコードはデザインパターンを使ったコードと比較して、再利用しにくかったり、拡張しにくいコードである可能性が高いです。

また、人のコードを読んでいて、「何でこんな書き方をしているんだろう?」と思うかもしれませんが、デザインパターンの事を知っていれば、「あのパターンだな」と思いつく可能性があります。

つまり、デザインパターンの事を知っていたり、活用できるようになれば、良いコードの設計ができるようになり、良いコードが書けるようになります。 良いコードというのは、きれいで解りやすいコードだったり、再利用しやすいコードの事を言います。
また、他人のコードを読む時も、他人がどういう意図でそのコードを書いたかが理解できるようになります。
つまり、プログラマとして論理的思考ができるようになると言えるかもしれません。

デザインパターンの何を学んだら良いか?

デザインパターンは色々ありますが、デザインパターンを初めて学習しようとするなら、上でも書いた、GoFのデザインパターンから勉強してみるのが良いと思います。

GoFのデザインパターンなら、初めてデザインパターンを学ぶ人向けの本やネットの情報がありますので、それを頼りに勉強できるはずです。

ちなみにGoFのデザインパターンには23個のパターンがありますが、中には「これは何のために使うんだろう?」、「どこで使うんだろうか?」と疑問に感じるパターンも出てくると思います。

23個もあれば、よく見かけたり使うパターンもあれば、そうでないパターンもあります。特に仕事のプログラミング開発だと、ほとんどの人が一部のデザインパターンしか使わないかもしれません。ですので、「これはどこで使うんだろうか?」と感じるパターンがあっても、あまりこだわらないで良いと思います。

どうやってJavaでデザインパターンを学習したら良いか?

次に、Javaでのデザインパターンの学習方法についてです。

その前に、デザインパターンを学習する上での前提知識ですが、Javaプログラミングの基本的構文などの基礎知識とオブジェクト指向の知識はあった方が良いと思います。

デザインパターンはオブジェクト指向がベースになっていますので、オブジェクト指向を理解していない状態でデザインパターンを勉強し始めても、あまり身につかないと思います。

Javaのオブジェクト指向については別ページで説明していますので、そちらを参考にしてください。
Javaオブジェクト指向の入門ガイド

そして、デザインパターンの学習方法ですが、やはり本などを読んで知識をつける事と経験の2つになると思います。

知識をつけるためにはネットの情報も参考になると思いますが、良い本は、体系的によくまとまっていますし、初めてデザインパターンを学習しようとする人向けに書かれているような本もあるので、勉強しやすいはずです。

経験については、デザインパターンを使ったコードを読む事と書く事です。最初はとっつきにくいと感じたり、解りにくいと思うかもしれませんが、何度も繰り返してコードを読んだり書いたりしているうちに身につくと思います。

Javaデザインパターンの入門者・初心者向けの本の紹介 [広告]

増補改訂版 Java言語で学ぶデザインパターン入門
GoFのデザインパターンの入門書です。少し古い本ですが、Javaでデザインパターンを学ぶ時の定番本になっていると思います。

デザインパターンを使ったJavaのサンプルコードが多く書いてあるためページ数が多い本ですが、Javaの基本的なプログラミング知識とオブジェクト指向の知識があれば読み進められると思うので、その知識があってJavaでデザインパターンを初めて学習しようとする人にとっては最適な本だと思います。

クラス図やシーケンス図などを使って、図解で詳細にデザインパターンを説明しているので、その点も初めてデザインパターンを学習しようとする人にとっては解りやすくて良いと思います。

【知らないと損をする】レベルアップJava ~デザインパターン編~ Javaの入門を学んだあとはコレ: ~基礎から学べるデザインパターン Java開発の定石
こちらもGoFのデザインパターンの入門書で、クラス図やシーケンス図などを使って、図解で丁寧にデザインパターンを説明しています。

デザインパターンを活用したJavaのサンプルコードがありますので、実際にJavaのコードを描きながらデザインパターンを初めて学習しようとする人にとっては良い本だと思います。

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