開発エディタのAtomを完全に削除(アンインストール)して、インストールし直した時にやった事を書いています。
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開発エディタのAtomについてです。過去に自分のパソコンでAtomを使った事(記憶)があるのですが、また使ってみようと思い、SpotlightやFinderのアプリケーションからAtomを起動しようとしても、見当たらずに起動できませんでした。
自分の記憶違いか、もしくは別のパソコンかと思ったのですが、ターミナル上で調べると、"~/.atom/"ディレクトリはあるし、atomコマンドでAtomを起動する事ができました。
$ which atom
/usr/local/bin/atom
$ #atomコマンドでAtomが起動できた!
$ atom
やっぱり自分が使っているPCにAtomは入っているみたいですが、コマンドからは起動できて、相変わらずSpotlightやFinderのアプリケーションからは起動できない状態です。
なのでどうしようかと少し考えたのですが、今インストールされているAtomを完全に削除して、また新たに入れ直す事にしました。ここでは、その時にやった事を書いていきます。
■動作環境とバージョン情報です。
OS:macOS Big Sur(バージョン11.4)
インストールし直したAtomのバージョン:1.57.0
まず、Atomの削除についてですが、ターミナル上で、Atom関係のファイルやディレクトリを削除しました(私の環境の場合です)。
$ rm -rf ~/.Atom
$ rm -rf ~/Library/Application\ Support/Atom
# この一行でatomが起動できなくなった。/usr/local/bin/atomと/usr/local/bin/apmもなくなって、atomコマンド実行自体ができなくなった、apmコマンドもできなくなった
$ rm -rf /opt/homebrew-cask/Caskroom/atom
$ rm /usr/local/bin/atom
$ rm /usr/local/bin/apm
$ rm ~/Library/Preferences/com.github.atom.plist
$ rm ~/Library/Preferences/com.github.atom.LSSharedFileList.plist
$ rm -rf ~/Library/Application\ Support/com.github.atom.ShipIt
$ rm -rf ~/Library/Saved\ Application\ State/com.github.atom.savedState
$ rm -rf ~/Library/Caches/com.github.atom
$ rm -rf ~/Library/Caches/com.github.atom.ShipIt
削除したファイルやディレクトリの中で、"/opt/homebrew-cask/Caskroom/atom"ディレクトリを削除したら、コマンド上からもAtomが起動できなくなりました。
ディレクトリ名を見て、この時に気付いてんだけど、過去の自分はおそらくHomebrew CaskでAtomをインストールしたんだと思う。
あと、atomコマンド(/usr/local/bin/atom)のスクリプトの中を見たけど、150行目のopenコマンドでAtomを実際に起動していました。
open -a "$ATOM_PATH/$ATOM_APP_NAME" -n --args --executed-from="$(pwd)" --pid=$$ --path-environment="$PATH" "$@"
"$ATOM_PATH/$ATOM_APP_NAME"の値は、"/opt/homebrew-cask/Caskroom/atom/1.0.19/Atom.app"でした。
実際、ターミナル上でopenコマンドで直接"/opt/homebrew-cask/Caskroom/atom/1.0.19/Atom.app"を指定したら、Atomを起動する事ができました。
$ open -a /opt/homebrew-cask/Caskroom/atom/1.0.19/Atom.app
これは私の環境の場合で、もしAtomを公式サイトからダウンロードして、Kinderのアプリケションに移した人なら、おそらく"/Applications/Atom.app"にあると思います。
Atom関係のファイルやディレクトリの削除については、いくつかのサイトを参考にしましたが、私の環境とは少し異なっていました(例えば上で話したAtom.appの場所とか)。
Atom Uninstall
Atomエディタを完全にアンインストールする(Mac)
Atomを削除できたので、次にAtomをインストールし直します。
Atomのインストールについては、MacOSの場合、Atomの公式サイトからAtom(zipファイル)をダウンロードして解凍すれば、Atom本体(Atom.appファイル)が出てきますので、Atom.appをアプリケーションフォルダ(/Applications)に移動すれば、インストール完了です。
Atomのインストールについての詳細手順を知りたい方は、「atom インストール mac(windows)」でググってみてください。丁寧な説明をしているページがたくさん出てくると思います。
Atomのインストールを完了したら、実際にAtomを起動して、Atomのメニューなどを日本語化してみます。
日本語化は、"japanese-menu"というパッケージをインストールすればできます。
パッケージのインストールは、設定画面(Settings)からできます。
設定画面は、ショートカットで「command(⌘) + ,(カンマ)」で開く事ができます(上のメニューバーの、Atom -> Preferences を選択しても開けます)。
設定画面を開いたら、左サイドバーの"Install"を選択し、検索ボックスに"japanese-menu"と入力します(検索ボックスの右側にある"Packages"を選択している状態で)。
そうすると、"japanese-menu"というパッケージが一番上に表示されますので、その"japanese-menu"の"Install"ボタンを押してインストールします。
インストールが完了したら、Atomのメニュー部分が日本語になっているはずです。
また、インストールしたパッケージは、簡単に機能を無効にしたり、アンインストールする事ができます。
試しに今インストールした"japanese-menu"をアンインストールしてみます。
Atomにインストールされているパッケージは、左サイドバーでパッケージを選択すれば確認できます。
コミュニティパッケージに"japanese-menu"がありますので、"アンインストール"ボタンを押してアンインストールします。
アンインストールが完了し、Atomを起動し直せば、Atomが英語に戻っているはずです。
次に、エディタの初期設定をいくつかやっていきます。
まず、設定画面上でテーマの変更をして、エディタの背景色(エディタの外観)の変更をします。
設定画面の左サイドバーの"Themes"を選択するとテーマの設定画面が開くので、"UI Thema"と"Syntax Thema"をそれぞれ"Atom Dark"から"Atom Light"に変更して、背景色を黒から白に変更しました(画像はメニューが英語の場合です。あと個人的には、夜とか電気を消してPCに向かう時に、背景色が明るい方が手元が明るくなって好きなので)。
次に、エディタ上のスペースやタブや改行などを可視化できるようにする設定と、長い文字列を書いた時にエディタの右端で自動折り返しをしてくれる設定をします。
設定画面(Settings)の左サイドバーで"Editor"を選択して、自動折り返しの設定は、"Soft Wrap"にチェックを入れ、スペースやタブの可視化は、"Show Invisibles"にチェックを入れます。
これで、エディタで適当にスペースを入力したり、長い文字列を入力すれば、設定が有効になってる事を確認できるはずです。