ITジョグ

ITエンジニアの職種

IT業界には多くのITエンジニアが働いていますが、いくつかの職種に分ける事ができます。ここではそのITエンジニア内の職種について説明しています。

プログラマ

最終更新日:2021/4/20

プログラマは、プログラミングをしてソフトウェアを開発するITエンジニアです。ですのでプログラミングスキルが必須になります。ソフトウェアには様々な物があります。ウェブサービスやスマホアプリなどもそうですし、あらゆる電化製品や電気機器にもソフトウェアが入っているはずです。

プログラミング言語は様々な種類があります。仕事でよく使われる言語を挙げますと、HTML、Java、Ruby、PHP、python、javascript、Scala、Swift、C、C#などです。

そして、プログラマはプログラミング言語以外にも、様々な開発ツールやLinuxOSなどにも触れることになると思いますので、このあたりの知識やスキルが必要になります。

プログラミング未経験、もしくはプログラマとしての経験が浅い方が、これだけのプログラミング言語やツールの話を聞くと目が回り不安を感じるかもしれませんが、まずは1つだけでいいのでプログラミング言語のスキルを習得する事が大切だと思います。

初めてのプログラミング言語をある程度かけるようになるまでの学習コストと比較したら、2つ目以降のプログラミング言語の学習コストは少ないはずです。それに、実際の仕事の現場ではベテランの方でも、Javaだけ、PHPだけで10年以上やってきたという方もいますので(もちろん複数の言語を使いこなせた方が有利だと思います)、やはりまずは何か1つのプログラミング言語を使いこなせるスキルを習得する事が大切だと思います。

SE(システムエンジニア)

SEは、ITシステムやサービスの設計をするエンジニアです。ITシステムに必要な要件に基づいてシステムを機能単位に分けて、機能毎に詳細な動作を設計をし、その機能を実現するためにはどんなIT技術が必要になるかを調査したり考えたりします。

また、ITシステムのエンドユーザからヒアリングをして、必要な要件を洗い出す要件定義の作業もSEの仕事です。例えば、人事管理システムを開発するなら、そのサービスのユーザとなる人事部の方にヒアリングをして一緒にサービスの要件を決めます。また、不特定多数の一般消費者向けのウェブサービスやスマホアプリを作るなら、ヒアリングは難しいので、自分達で想像、予測しながら設計します。ですので、SEにはITの専門的知識だけでなく、考える力やある程度の経験も必要になってくると思います。

ウェブデザイナ、ゲームデザイナ

ウェブデザイナは、ウェブページのデザインを考えてウェブ制作をするエンジニアです。ウェブサイトを作りますので、HTML、CSS、javascriptは必須スキルですし、デザインを実現するためにPhotoshop(フォトショップ)、Illustrator(イラストレーター)などのツールを使える必要もあります。また、SEと同じでクライアントにヒアリングをして、どんなウェブサイトを作るのかを一緒に考えていくスキルも企業によっては求められるかもしれません。

ゲームデザイナは、ゲームで使われるキャラクター、武器、素材、フィールド背景などの絵を描いたり、動画の制作などをします。そのため、Photoshop、Illustratorや動画作成ツールなどを使える必要があります。

また、デザイナ全般に言えますが、どんなものが世の中で受けるかを自分達で考えるクリエーティブさが要求されます。クリエイティブさはセンスも関係あるかもしれませんが、それ以上に努力や経験が重要だと思います。

インフラ系エンジニア(ネットワーク、セキュリティ、データベースetc)

インフラ系のエンジニアは、ウェブサービスやスマホアプリのサーバサイドが動作する環境を構築し、運用するエンジニアです。まずは、サービスが稼働するためのサーバの選定から行います。サーバの選定では、自社でサーバを用意するか、データセンターのリソースを活用するか、AWS、GCP、Azureなどのクラウド環境を活用するかを決めます。

大規模なシステムなら何十台、何百台以上のサーバを用意する必要がありますから、ネットワークの設計もしなければなりません。自社やデータセンターのサーバを使うなら、シスコ(Cisco)のルータやスイッチなどを使う専門的な知識も必要になるでしょう。また、同時にセキュリティにも気を配る必要があります。
そして、プログラマなどの開発メンバーと相談しながらサーバ内に必要なミドルウェアの導入します。ミドルウェアは、ウェブサーバ、アプリケーションサーバ、データベースなどです。

最近のAWS、GCP、Azuruなどのクラウドインフラのおかげで、それがなかった頃と比較するとインフラ構築がとても簡単になりました。プログラマ自身が、AWSなどを使う事でわりと簡単にクラウド上にサーバ環境を用意してサービスを作り始める事が可能になったからです。ただ、AWSは登場してきた当初と比較すると機能が豊富になり、豊富な機能を活用して設計する作業も複雑化してきました。ですので結局、実運用に耐えうる大規模システムをAWS上で組む場合、AWSに詳しい人に頼らざるを得ない状況になっている気がします。そういう意味ではインフラ系エンジニアの役割や重要性は相変わらずです。とはいえやはりクラウドのインフラが便利であることは間違いないですね。

テスタ

テスタは、プログラマやデザイナが作ったウェブサービス、スマホアプリ、ゲームを世の中にローンチ(リリース)する前に、そのサービスのテストをします。テストでは、要件通りに動作するか、おかしな挙動を起こしたりしないか、見た目が変だったりわかりにくい表現はないか、負荷に耐えうる事ができるかなどを確認します。

また、ゲームのテストでは、単純に面白いかどうかやゲームバランスは崩れていないかなどの使用感テストもするはずです。最近はよくリリース前のスマホゲームのベータ版テスタを募集している告知を見かけます。リリース前のゲームが先にできるということで応募者が殺到し抽選になったりしているようですので、企業側からすれば無料で使用感テストをしてくれる人がたくさん集まってくれるのでありがたいでしょう。ただ、恐らくこうしたベータ版の無料テスタを募集する前に、仕事としてテストを行うテスタがいると思います。

テスタは、開発者目線よりも利用者目線が必要とされますから、技術的なスキルはあまりというか、まったく知らない方の方が適任かもしれません。専門的なスキルが必要とされない分、プログラマやデザイナなどと比較して給料、報酬面でははっきり言って低いでしょう。派遣やアルバイトでテストの求人募集も見かけます。ITの専門的知識、スキル、経験のない人が、まずはテスタとしてIT業界に入って業界に興味を持ち、それがきっかけになってIT業界でのキャリアをスタートさせるいうパターンも多いように感じます。

ただ、最近は(個人的な体感としてはスマホアプリが出てアプリが成熟期を迎えた頃からでしょうか)、テスタの給料・報酬も増加してきているように感じます。また、テストを専業として請け負う企業も目立ってきました。

テスタの価値が上がってきた要員はいくつか考えられますが、テスト工程も複雑化してきて色々と自動化してテストをしないと追いつかないので、テストをするにもスキルや経験が必要になってきたことが考えられます。

以前にテスト専門の企業の方が同じプロジェクトでテストをしている姿を見たのですが、たくさんのスマホを使いこなして、とにかくスピードが早かったです。テストだけでもここまで生産性やスピードの差が出るのかとちょっと驚いた記憶があります。

また、テスタの価値が上がっている他の要因は、単純に売り手市場で人手不足であるからだと思います。ただ、テスタの価値が上がってきたとしても、テスタの未経験者採用の求人はよく見かけますので、未経験だけどIT業界に興味があるから入って中をのぞいてみたいという方はテスタの仕事を探すのも面白いかもしれません。

PM(プロジェクトマネージャ)

PMの仕事は多岐にわたります。スケジュールの作成・調整・進捗管理、開発チームメンバーとコミュニケーションを取りチーム内の開発を円滑に進めらようにするマネジメント、サービスの品質管理やリソースのコスト管理などです。また、受託案件ならSEと同行してクライアント先との折衝なども行うでしょう。小さなウェブ制作のプロジェクトなら、デザイナがPMの役割を兼任するケースもあるかと思います。

PMに要求されるスキルですが、まずは経験が重要だと思います。SI業界のエンジニアは、プログラマ、SE、チームリーダーを経験した後にPMになるというキャリアアップが一般的です。

一方、自社サービスのプロジェクトの場合、プログラマ、SEなどの経験がなかったり少なかったりする人でも、PMに抜擢されリーダーシップを発揮するチャンスを与える企業や現場も多くあるはずです。
経験や実績が少なくても、挑戦する気概と責任感があればどんどんチャレンジする機会を与える環境がある事はいい事だと思います。実際にチャレンジして最後までやり通すにはそれなりの覚悟とハードワークが必要になってくると思いますが。

クラウド系エンジニア

プログラマ、SEのような分類ではないですが、最近目立ってきているクラウド系のエンジニアについても少し触れておきます。インフラ系のエンジニアでも少し話しましたが、AWSのようなクラウド上のインフラサービスが生まれてきた事で、以前と比較してITインフラを用意、構築する事が劇的に簡単になりました。
ただ、AWSの機能が豊富になる事でその豊富な機能を使いこなす事が詳しい人でないとできない状況になっています。

また、AWS以外にもAzure、GCPなども出てきて、クラウド上のインフラの選択肢も増えています。その結果、クラウド上にインフラ環境を構築をする事を専門とするエンジニアが出てきて、そのようなエンジニアが多く在籍するクラウド専業のSIなども最近生まれてきています。

ITカスタマーサポート(CS)

カスタマーサポートは、ITシステムやサービスについてのユーザからの疑問や要望やクレームなどの問い合わせ対応をしたり、その問い合わせ内容をプロジェクトチーム内で共有したりします。実際にサービスやソフトウェアを作りはしないのでエンジニア職とは言えないかもしれないですが、商品知識やITの専門知識が必要になりますし、何より顧客と近いポジションにいるためチームでも重要な役割を担います。

性別や年齢は問わずでカスタマーサポートの仕事の求人はよく見かけますので、IT業界の中でも未経験者にとって入りやすい職種だと思います。人とコミュニケーションを取ることが好きでIT業界で働きたいと考えている方にとっては選択肢に入るのではないでしょうか。