ITジョグ

IT未経験からプログラマなどのITエンジニアを目指す

IT未経験の状態から、プログラマ・ウェブデザイナ・インフラ系などのITエンジニアになるにはどうしたら良いかや、未経験者の学習方法やプログラミングスキルの習得について話しています。

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ITエンジニア、プログラマの今後の需要、IT人材不足問題

最終更新日:2021/5/9

IT人材需給に関する調査(概要)、経済産業省
先端IT人材55万人不足の恐れ 2030年、経産省試算
富士通、人材不足に対応 ITスキル無くても中途採用 「即戦力以外」に門戸拡大

上の記事はすべて2019年の物ですが、将来的に必要とされるITエンジニアは増加傾向であり、人材不足となる事が予想されています。日本は、人口減と少子高齢化で働き手世代の人が減少するという問題があるからなおさらです。

特に、優秀なITエンジニアや新しいマーケットができ始めたばかりのAI、Iot、ビッグデータ、機械学習、フィンテック業界などのITエンジニアは、収入面などの条件も期待できるでしょう。人手不足で売り手市場になり、生産性もあげないといけませんから、そのための自動化が必要になります。自動化となればプログラミングやAIです。であればプログラマなどのITエンジニアの需要や出番や活躍する機会が増加していくのは自然な考えだと思います。

高年収、高報酬を得るには、経験のあるITエンジニアやAI、Iotなどの高度なスキルを要するエンジニアだけだから、未経験者や経験の浅いエンジニアには厳しいと思うかもしれません。確かにその通りかもしれませんが、ただ最初は誰もが未経験者ですし、AIなどは新しくできたマーケットなので、むしろこれからが本番となる可能性が高いです。

それに、AI以外にも、SI、ウェブ制作、ゲームやスマホアプリ、法人(BtoB)や消費者(BtoC)向けのクラウドサービス、セキュリティ、ネットワークなど、プログラマ・デザイナ・インフラ系のITエンジニアが必要とされ活躍する場面は多々あります。全ての業界でIT化が必要になっていくわけですから。本人次第でキャリアチェンジ、キャリアアップする事が可能なのが、IT業界で働く事の魅力の1つだと思います。

IT業界の人材不足については、下の記事も参考にしてみてください。
データから読み解くITエンジニア人材不足時代の動向、将来予測
若年者に目指す人が多いIT業界、若年者に人気、狙い目のIT業界

景気が悪化した場合

将来的にITニーズの高まりは継続し、IT人材は不足するという話でしたが、もしも景気が悪化した場合はどうなるでしょうか?

景気が悪化すれば、やはりIT投資が止まったり弱くなるリスクはあります。そうなれば、それに伴い雇用状況も悪化するでしょう。ITは投資産業という面もありますから、必須ではないIT投資はどうしても弱くなる可能性があると思うのです。あと、企業が赤字状態で営業していた時に景気が悪化したら、営業活動が続けられなくなるケースもあると思います。

ただ、IT産業はとても広いので、景気が悪化しても通信・リモートなどのインフラとなるIT分野は景気悪化に対して比較的強いと思います。それに、EC・クラウド・自動化・効率化などの分野も、一時的な景気に左右される事はあるかもしれませんが、長期的に見たら成長が見込める可能性は高いと思います。

そもそも景気が悪化したら景気や雇用が弱くなるのはIT産業に限った話ではなく、全体的にそうなるでしょう。景気が悪化すれば弱い企業は淘汰され、雇用が失われたりするのは、どの産業でも起こりうる事です。

それに一時的に景気が悪くなった時の事を考えて心配しすぎるのも賢明とは思えません。景気は波があるので、弱くなったり強くなったりします。確かに景気悪化は注意すべき事の1つだとは思いますが、それよりも長期的な視点でITの成長の可能性を考えるべきだと思います。短期的な景気の波はあるかもしれませんが、長期的にみればIT投資や活用は伸びて、ITエンジニア人材の活躍の場は増えていくという予測は、やはり十分あると思います。

プログラミング未経験からプログラマになる事は可能か?何が必要か?

未経験からプログラマ、ウェブデザイナ、サーバ・ネットワークなどのインフラ系エンジニアになる事ができるのかについてですが、もちろん可能だと思います。

まず始めに最初は誰でも未経験です。IT知識やプログラミングスキルがなくても、プログラミングを勉強・習得するための情報は、書籍やネットなどに多くあります。パソコン1台とネット環境と本人のやる気さえあれば、独学で学習を始める事も可能だと思います。

スマートフォンやタブレットでは、はっきり言って厳しいです。スマホは、サービスを利用するための物です。ウェブサイト制作やウェブサービスの開発のためにプログラミングをするには(作る側に回るには)、やはりパソコンが必須です。

2020年はノートパソコンの売上が好調だったという話を別ページで書いていますので、参考にしてみてください。
2020年のノートPCの出荷台数が好調だった要因、2021年は?

また、もし独学に限界を感じるなら、プログラミングのスクール・講座などを活用する事も1つの手段だと思います。プログラミングスクールを活用するメリットは、単純に独学では解らない箇所を解る人に聞けるので挫折せずに学習を継続できる事や、時間を節約できる事だと思います。もちろん、自分で学習しよう、調べようという意欲がある事が大前提ですが。

今は昔と違って、オンラインのプログラミングスクールなども多くあるので、未経験者がプログラミングを始める敷居はさらに低くなっています。

プログラミング未経験者の学習方法。どう勉強したらいいか?独学やプログラミングスクールの活用について。

プログラミング未経験者の学習方法は大きく分けて2つあります。1つは独学、もう1つはオンラインのプログラミングスクールなどを活用する事です。独学しながらプログラミングスクールも活用すれば、より早く、そして効率よくプログラミングスキルを習得できるはずです。

独学なら入門書などの書籍かネットの情報の2つが頼りになります。まったくの未経験者だと最初の開発環境作りでつまずくかもしれないので、その部分を丁寧に書いてある入門書の方が良いと思います。本の良い部分は、情報が体系的にまとまっている事です。

初めての頃はわからない事があるとやる気をなくしてしまうかもしれませんが、諦めずに調べたり、トライアンドエラーで手を動かし続ける事でプログラミングなどのITスキルが身につきます。
なによりプログラミングの勉強して成長したり、自分の手でコードを書いてしウェブサービスやアプリを作る事や、仕事で使えるスキルを身につけて成長を実感できるのは楽しいはずです。

プログラミングの学習効率が一番良い方法は独学だと思いますが、未経験者や経験が浅い方はどうしても自分一人では解決できない場面が出てきたり、つまずく事もあると思います。そして、そのちょっとしたつまずきでやる気を無くしてしまうのは、とてももったいないと思います。

もし独学に限界を感じたり、少しでも効率よく学習を進めたいのなら、プログラミング講座の活用を検討するのもありだと思うのです。最初は解る人に教えてもらい、疑問が出た時の解決能力や学習の仕方などを学ぶ事ができたら、自分で学習していけばいいわけです。
人にもよると思いますが、プログラミングの勉強を始めた頃は、独学 + オンラインのプログラミング入門講座が一番効率の良い学習方法かもしれません。

また、プログラミングスクールが有料であることに抵抗を感じている方や迷っている方もいると思います。人それぞれの考えですので無料にこだわる事に対して否定はしませんが、自分の将来のために自己投資をするんだいう考えもできるはずです。自分に投資してプログラミングスキルを身につけてそのスキルを活かして将来稼げば良いという考え方です。それに、独学をするにしてもパソコンやネットや本代などの出費は必要になります。

ちなみに「ハッカーになろう」という優秀なプログラマ・ソフトウェアエンジニアを目指す人のための道標のような有名なページがあるのですが、ここではプログラミングスキルを上達するコツは、コードを読むこと、そしてコードを書くことと話しています。やはり、人から教わるだけでなく、自分の手を動かしてプログラムを書いて試す事が大事なんだと思います。

あと、プログラミングを学習する場合、よく何かを作りたいという具体的な目標があったほうがモチベーションが維持できて良いと言われています。私も同じ考えですが、ただ具体的な目標物がなくても、単にプログラミングに興味があるから勉強してみたい、プログラミングスキルを身につけてプログラマとして仕事をして稼げるようになりたいという動機で勉強し始めるのもありだと思います。自分で勉強していくうちにプログラミングで何ができるのかが分かるようになるので、そうなれば自分でやりたい事、作りたいサービスなどが浮かんでくると思います。

未経験者は、どのプログラミング言語から勉強したらよいか?

初めてプログラミングを学習する場合、まずはどのプログラミング言語を勉強したらよいかを考えると思います。

iPhoneやandroidのスマホアプリを作りたい場合、iPhoneならSwift、androidならJavaやKotlinというプログラミング言語でほぼ決まっているので迷う事はありません。

一方、ウェブサイトやウェブサービスなどのウェブ開発の場合、HTML、CSS、jaavasciprtは必須ですが、サーバサイドのプログラミング言語は、php、ruby、Java、pythonなどいくつもの選択肢があります。

個人的には、今名前を挙げたプログラミング言語であればどれでもいいかなと思いますが、すぐにプログラマとして仕事をしたいと考えているならば、仕事で使われている人気度や求人情報の案件数などで判断して考えた場合、Java、phpが一歩リードしているかと思います。特にJavaは、androidアプリ、ウェブサービス系、SI、金融など幅広いシステム開発の業務で使われているプログラミング言語です。

仕事で人気のあるプログラミング言語
IT業界のマップ

とにかく未経験者は、まずは上で挙げたようなメジャーなプログラミング言語の中から1つ絞って勉強するのが良いと思います。メジャーな言語であれば、入門者用の本やネットの情報が多くあるので、未経験でもなんとかなるはずです。

Javaについては別ページでも書いていますので、Javaプログラミングを学習してみようと考えている方は参考にしてみてください。
Javaプログラミング入門ガイド
Javaでウェブ開発を始めるには

IT業界の実務未経験者のITエンジニアの仕事探し

学生の場合、新卒の就職活動が普通だと思いますし、また在籍中にインターンシップを活用し、それが就職に繋がる事もあると思います。

一方、未経験者(フリーター、仕事をしていない、既卒者や第二新卒者、別業界の社会人)がITエンジニアになるためには、闇雲に企業にあたるのではなく、未経験者を採用している企業に狙いを定める方がいいと思います。実務経験がなくても独学でプログラミングやウェブデザインの学習をしている人を対象に、未経験者に門戸を開いている企業は探せば見つかります。

また、未経験者なら最初は正社員などの雇用形態や収入面などの条件面にはこだわらずに目をつぶり、アルバイト、契約社員などの求人を探せば、採用される確率は高くなるはずです。未経験者にとって一番大切な事は、やはり実務経験とスキルアップです。経験やスキルがないうちは、給料などの待遇にはこだわらず、スキルを身につける事を重視するという考え方もありだと思います。考え方によっては、安いながらも給料を貰って学習してスキルアップもできて実務経験を積めるというポジティブ思考を持つ事もできます。

ただ、未経験者を常時募集している企業の中には、企業として力が弱かったり、働く人にとっては良い環境とは言えない可能性もあります。未経験者がそういう企業に入って厳しいながらもスキルを磨くことができれば、それはそれでありだと思いますが、ITエンジニアとしてスキルアップしたのに給料などの待遇が悪いまま長期間そこで働く事はやはりお勧めできません。実力がついたのに不当に扱われているなら、転職を考えるべきです。

プログラマなどのITエンジニアは、実績と実力をつければ、後になってキャリアチェンジ、キャリアアップのチャンスは多くあるはずです。最初は待遇の悪い企業に入ってそこで頑張って、スキルをつけて経験を積んだのち、もっと条件の良い企業に転職したプログラマなどのITエンジニアは結構います。

学歴経歴に関係なく未経験者にも門戸が開かれていて、実務未経験からITエンジニアのキャリアをスタートした後でも、本人の努力とスキル次第で大きなキャリアアップが可能なところが、IT業界で働く事の魅力の1つだと思います。